近頃、ご高齢の方中心に、健康のためウォーキングしている姿をチラホラ見かけます。
朝早くから頑張ってるなー
僕も頑張ろう!そんな清々しい気持ちにさせられますね。
そんな中、ウォーキングしている人で時折気になるのが、もも上げのように明日を高く上げながら歩いている方です。
足を過剰に高く上げ、歩くことを続けていると、上の図のように「腸腰筋」が過剰に働き続けることになります。
「腸腰筋」はすごく大切な筋肉ですが、通常歩く時、そこまで過剰な筋活動は実は行われていないのです。
しっかりストレッチなど、ケアをしていれば良いかと思いますが、歩く時に腸腰筋を酷使し続けると次第に筋肉が硬く短くなり、上の図にあるように腰の骨の前面を引っ張ることになります。
その状態を続けていると、腰は前に反るような形となり、腰痛や背中痛などを誘発しやすくなるのです。
歩く際に使われる腸腰筋は、その筋力よりも柔軟性の方が重要です。
筋肉には急に伸ばされると、縮む作用、反射機能が備わっています。(主に肉離れなどの怪我を防ぐためです)
歩行能力を上げたいのであれば、是非大股歩きを推奨します。
一歩大きく踏み出すと、後ろに残った足の腸腰筋が伸ばされますので、反射的に自然と筋肉の収縮が促され、ポンっと後ろ足が前に行きやすくなることを実感できると思います。
大股歩きを1日のうち少し取り入れるだけで、歩くのがとても楽になりますよ!
しかも腰痛も予防できて一石二鳥です(^^)
痛みが出ない範囲で、大きく一歩を踏み出してみて下さい。
本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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