上の図はいわゆるお姉さん座り。
アヒル座り、女の子座りとも言われます。
正式名称は「割座」。
うちの娘もしょっちゅう割座してます。
なんとも女の子らしくキュートなんですが、長時間・長期間においてこの姿勢で座り続けると、あまり良くないみたいですね・・・。
股関節が内側を向き続ける(内旋する)ことにより、少しずつ胡座をかいたり、股関節を外側に開かせることがキツくなってきます。
股関節が開きにくくなる弊害
股関節が外側に開きにくくなってくると、いわゆる「内股」といった姿勢になっていきます。
女性に多いですよね。
股関節が内側を向き続けると、身体への繋がりとして、
骨盤が前に倒れやすくなり
いわゆる反り腰になりやすく、腰に負担がかかり、腰を痛めやすくなります。
さらに、内股で悩まされる症状は腰痛に限りません。
歩く時に内股だと
膝が内側に入るため、バランスを取るように足先が外側を向く、
いわゆる
Knee in toe out
といった歩き方を助長することになります。
この歩き方は
腰に負担がかかりやすくなるだけでなく、
図をご覧になると分かる通り、
膝の内側に過剰な伸張ストレスが加わり、
膝の捻挫や靭帯損傷に繋がります。
また、歩く時に足裏の内側で体重を支えることになり、
足裏や足関節での筋肉のバランスや、骨の変形が起こり、
外反母趾などになりやすくなります。
当院の施術
基本的な施術内容ですが、
まずは内股姿勢を取り続けることによって生じた股関節・骨盤の歪みを整え、股関節を外側に開きやすくさせ、骨盤・腰椎の過剰な反り腰を修正していきます。
その上で膝関節への影響や足関節の位置関係を評価し、バランスを整えていきます。
一番大切なのは正しい歩行動作の再獲得です!
いくらその場で痛みをとっても、歩き方が変わらなければ絶対再発します。
正しい歩行動作とは
踵から接地し、足底の外側を通過し、最後
親指で蹴り出す
といった順序で進んでいきます。
その歩行動作の再獲得において、当院は最良のトレーニング方法を考案・実践しております。
お困りの方は是非ご相談下さい(^^)
本日もブログをお読みいただき、誠にありがとうございました。
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荒井 崇介 (日曜日, 15 5月 2022 13:20)
かわた整体院様
初めまして。
私は障害者支援施設で理学療法士をしています。
脳性麻痺の患者さんの座り方で割り座を盛んに進められたのを見て、自分でやってもみても膝関節が捻じれて、かなり苦しかったです。
「割り座 膝関節のねじれ」で貴HPにアクセスしたのですが、解剖学や運動学的に割り座の弊害?みたいなものを開設している、文献、成書などがございましたら、ぜひご紹介ください。
何卒宜しくお願い致します。
障害者支援施設 すわ湖のほとり
〒392-0010 長野県諏訪市渋崎1973-40
理学療法士 荒井崇介
職場PTあてEmail suwakonohotoript@gmail.com
private Email araishusuke@gmail.com
メールアドレスはaraishusuke@gmail.comをご使用ください。